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データベースの障害復旧の基礎

データベースの障害は、下記の状況で発生する可能性があります。

  • サーバー障害によるメモリ上のデータ損失
  • ネットワーク障害によるトランザクションの異常終了
  • ユーザーの誤操作によるデータ損失
  • 自然災害などによる物理的破壊


データベースの障害が発生し、データベースを構成するファイルが破損した場合に、
データベースの状態を障害発生直前まで戻したい時は、バックアップファイルと変更履歴を用いて復旧作業を行います。

バックアップファイルとは、バックアップを行った時点のコピーファイルのことです。
変更履歴とは、バックアップ取得後におけるデータベースへの処理履歴を保存したファイルを指します。

障害により破損したファイルを、バックアップファイルに置き換え、 変更履歴に書き込まれた処理を実行することで、障害発生の直前までデータベースを復旧します。

ですので、バックアップファイルをこまめに取得しておかないと、変更履歴を用いた復旧作業の量が膨らむことになります。


データベース障害復旧の基礎 「バックアップファイル」「変更履歴」の仕組みを理解する (1/3):ゼロからのリレーショナルデータベース入門(9) - @IT