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favicon.icoは配置するか、エラーログを出力しないようにする

favicon.icoは、ブラウザのタブやお気に入り登録時に表示される画像ファイルです。
ブラウザのブランド力を高める目的として、1999年にMicrosoftのIE5から発表されました。 その後はWeb標準として扱われ、HTML5でも標準規格とされています。

HTMLのheadの中でlinkタグを使って表記します。
サイズは16×16からと小さくもできますが、このファイルがパフォーマンスへの影響を及ぼすことがあるので注意が必要です。

大きな影響を及ぼすのは、favicon.icoが配置されていない時です。
favicon.icoはブラウザによっても異なりますが、URLにアクセスする度にfavicon.icoを要求する仕様になっていることがあります。
favicon.icoを配置していないと、URLにアクセスする度に、エラーログが出力されることになります。これはデバッグ時に、ログの可読性を悪くします。

それだけではありません。favicon.icoはファイルですから、一度取得することができればサーバーのメモリにキャッシュされます。
favicon.icoを配置していない場合、URLアクセスの度に、サーバーのハードディスクを読み込むことになってしまいます。
これはパフォーマンスに大変悪い影響を及ぼします。

favicon.icoを配置する、
それが要件上無理なのであれば、デザインの無い白地のものを配置する、
または強制的に404NotFoundErrorを返すようにして、エラーログを出力しないようにする、
の順で対応した方が良いでしょう。


あの有名なinstagramは、リリース初日に25,000ものユーザーを獲得したようですが、
favicon.icoを配置していなかったせいで、パフォーマンストラブルを起こしてしまったそうです。


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