TypeScriptとは【TypeScript】
TypeScriptはMycroSoftによって開発・メンテナンスされるオープンソースののプログラミング言語です。その特徴は次の3点で表されます。
- Javascriptと互換性のあるスーパーセット
- 静的型付け
- クラスベースオブジェクト指向
TypeScriptによるソースコードは、コンパイラによってJavascriptのソースコードにコンパイルされます。スーパーセットであるため、基本的な制御構文や文法はJavascriptと同じです。また、Javascriptで書かれたソースコードをTypeScriptのソースコードとしてコンパイルすることが可能です。
Javascriptは「動的型付け」のため、定義時に型を指定しませんが、静的型付けであるTypeScriptは定義時に、型を指定します。静的型付けの場合、定義された型と異なる型が指定されると、コンパイル時にエラーとなって気づくことができるため、型の不一致による実行時エラーを回避することができます。エディタの拡張機能を使えば、記述時のエラー表示やコード補完の恩恵を受けることもできます。
型を明示するときの書式を「型アノテーション(型注釈)」と言います。
function sayHello(name: string) : string { return "Hello, " + name + "."; } console.log(sayHello("Mike"))
上記例では、関数の引数と返り値にstringの型を指定しています。